【現実】誓い
これからあと30年、社畜として生きて、会社の心配、出世の心配、家族より仕事をとって、家族から嫌われるかもしれない。
おやじになって、女子社員から臭いおっさんって言われるかもしれない。会社に勤める限り、そんないいことはないかもしれない。
毎日同じことの繰り返しで人生に倦むかもしれない・・・
歩けないけど、働かなくてもいい。
歩けるけど、働かなければならない。
あなたはどちらを選びますか?
僕は確実に後者を選びたい。
なぜ。
僕は誓ったことがある。
妻を一生守ること。
妻を幸せにする。
妻の家族に、自分の家族に、自分に、皆に、
そして妻に。
僕は自分のいったことを守ることができない。
歩けなくても出来るんじゃないのか?
・・・できない。
僕と君が見た夢は、子供をつくって、普通のことを普通に過ごしていくことだった。
子供ができない。
君はいずれ仕事をやめて、家を守りたいといった。
働けなくなるんだ。
歩けなくても仕事は出来るかもしれない、でもそれだけでは食べていけない。
それだけならいいけど、
僕は確実に君より先に死ぬ。
それもだいぶ早くに
思ったより早くに・・・
長く生きたいとは思わない。
ただ、君との誓いを守りたかった。
君を守りたい。
一緒に生きたい。
悔しい。